あげくだ生活ナビ 7/31号 漏らす

みなさん、こんにちは。

世の中には、漏れて困るものがあります。

水。

音。

燃料。

秘密。

そして、できれば人前では漏らしたくないもの。

一方で、少しずつ漏らした方が都合のよいものもあります。

植木にやる水。

部屋に差し込む光。

たまったストレス。

何でもしっかり閉じ込めればよい、というものでもありません。

出すべきものは出す。

止めるべきものは止める。

今回は、そんな「漏らす。」に関係する商品を集めました。

あげくだ生活ナビのキャラクター ブラッコ

■1 植木に水を、少しずつ漏らす


水やり当番 自動水やりバッグ

水やり当番 自動水やりバッグ
容量6.5リットル・3つの給水口付き


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植木に水をやるのは、意外に面倒です。

毎日少しずつやればよいのですが、忙しかったり、旅行に出たりすると、そうもいきません。

だからといって、一週間分をまとめて鉢に注いでも、植木は喜びません。

人間なら一晩で一週間分の酒を飲もうとする者もいますが、植木はもう少し節度があります。

この商品は、袋に水を入れて吊るし、少しずつ水を落とします。

電気もポンプも使いません。

袋の中の水が、自分の重さで勝手に漏れていく。

出る量は調節できるので、植木の様子を見ながら、ちょうどよい漏れ具合を探します。

最新の電子制御もよいですが、こういう単純な仕組みには安心感があります。

ただし、調節を間違えると、旅行から帰った時に植木が干からびているか、鉢の周囲が池になっています。

何事も、漏らし加減が大切です。

■2 漏らす寸前に現れる、携帯トイレ


使い捨て携帯トイレ

携帯トイレ 使い捨て8個入り
男女兼用・吸水・消臭タイプ


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お盆や正月の帰省ラッシュ。

高速道路は大渋滞。

次のサービスエリアまで、あと10キロ。

しかし、ナビの到着予想時間は一時間後。

そんな時に限って、不意にもよおします。

最初は我慢できる気がします。

しかし、だんだん会話が減り、額には脂汗が浮かび、道路案内の「次のサービスエリア」という文字だけが神々しく見えてきます。

そんな悪夢のような時に、天使のように見えるのが携帯トイレです。

普段なら、見た目や使い心地に文句を言うかもしれません。

しかし、緊急時におしゃれは必要ありません。

人間の尊厳は、次のトイレまでの残り距離によって、簡単に揺らぎます。

男性なら、ペットボトルとロートでも何とかなると思う人がいるかもしれません。

しかし、車内で本当に実行する勇気があるかどうかは、また別の問題です。

使わずに済むのが一番です。

それでも車に一つ積んでおけば、渋滞中の心の余裕は、かなり違います。

■3 絶対に漏らしてはいけない、軍用燃料缶


ジェリカン 20リットル

ジェリカン 20リットル
軍用携行缶タイプ・グリーン


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ジェリカンとは、いわゆる軍用の携行燃料缶です。

戦争映画で、ジープのお尻や側面にぶら下がっている、四角くて無骨な缶です。

だいたい20リットルほど入ります。

戦時中の米軍ジープが、仮に燃費1リットルあたり5キロほどなら、ジェリカン一つで100キロほど走れる勘定です。

今のガソリン車なら、車種によっては、その何倍も走れるでしょう。

水なら少しくらい漏れても、床を拭けば済みます。

しかし、燃料は漏らしてはいけません。

匂いがする。

引火する。

話が急に物騒になる。

だから頑丈で、持ち運びやすく、漏れにくい形になっています。

映画の中では格好よく見えますが、自宅に置くと、急に軍事作戦でも始めるような雰囲気になります。

災害用や農機具用として役立つ場面はあります。

ただし、あなたの車が電気自動車なら、残念ながらお呼びではありません。

お呼びじゃない。

こりゃまた失礼しました。

■4 アイアン・メイデンを外へ漏らさない


YOPIN 吸音材

YOPIN 吸音材
30×30×5センチ・12枚入り


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ある日、仕事にも人間関係にも疲れ果てたとします。

こんな日は、静かな音楽では駄目です。

アイアン・メイデンを、できればフルボリュームで聴きたい。

ところが、音を出した瞬間、子どもは泣き、犬は吠え、家族は近所から苦情が来ないか慌て始めます。

ストレスを発散したいだけなのに、新しいストレスが増えていきます。

そこで、壁に吸音材を貼ってみます。

ピラミッド型のスポンジが、部屋の中の反響を少し抑えてくれます。

ただし、これを貼れば完全防音になるわけではありません。

部屋の外へ漏れる音を本気で止めるなら、壁、窓、ドア、床まで考える必要があります。

そんな大工事は面倒です。

とりあえず両面テープで貼れるところから貼っていきましょう。

天井と四方の壁を埋めるには、何セット必要なのか。

そんなものは適当でよいのです。

ロッカーは細かい計算を気にしません。

もっとも、家族と近所は気にします。

■5 マンションのベランダに、木漏れ日を漏らす


アストロ サンシェード

アストロ サンシェード
グリーン・2×3メートル


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たまに、木漏れ日が恋しくなることがあります。

白樺林。

桜並木。

風に揺れる葉の隙間から、地面へ落ちる細かな光。

しかし、都会のマンション暮らしでは、窓の外に突然森が生えることはありません。

そこで、ベランダに緑色のサンシェードを張ってみます。

本来は日よけや目隠しに使う商品ですが、布の隙間から光が漏れれば、床や壁に少しだけ緑色の陰影が落ちます。

本物の森には鳥が鳴き、風が吹き、虫も飛んできます。

こちらは布を一枚張っただけです。

それでも、光が揺れて見えれば、人間は案外簡単に森の気分になれます。

本物でなくてもよいのです。

木漏れ日という美しい言葉と風景を、生活の中に少しだけ残せれば、それで十分です。

ただし、台風の日には森の気分などと言っていないで、さっさと取り外しましょう。

編集者の一言

漏れるのは、だいたい困ることです。

水漏れ。

音漏れ。

燃料漏れ。

情報漏れ。

どれも歓迎されません。

しかし、何もかも閉じ込めた生活も、少し息苦しい。

植木には水を漏らす。

部屋には光を漏らす。

音楽には、たまには感情を漏らす。

人間も、少しくらい本音や弱音が漏れる方が、ちょうどよいのかもしれません。

ただし、高速道路の渋滞中だけは、絶対に漏らさないように。

人生はシャレで済みますが、車のシートは、なかなかシャレでは済みません。


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