あげくだ生活ナビ 8/3号 浮く

知的道具

浮く。

みなさん、こんにちは。

人は、浮いているものに弱い。

電球が浮いていると見てしまう。

映像が宙に浮けば立ち止まる。

テーブルが浮いて見えれば、理屈が分かっても少し怖い。

玉がふわふわ浮けば、自分でもやってみたくなる。

部屋の中に水のような光が揺れれば、それだけで気分まで少し浮いてきます。

今回は、水にぷかぷか浮くものではありません。

水もないのに、なぜか浮いている。

あるいは、浮いているように見える。

そんな「浮く。」商品を集めました。

あげくだ生活ナビのキャラクター ひよっこ

■1 机の上で、電球をわざわざ浮かせる


磁気浮上LED電球ランプ

磁気浮上 回転LED電球ランプ
タッチ制御・360度ワイヤレス自動回転ライト


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こういうものを見ると、まず思います。

安ければ欲しい。

もらったら嬉しい。

別に部屋の明るさだけを考えるなら、普通の照明で十分です。

それなのに、わざわざ電球を宙に浮かせる。

しかも、くるくる回る。

役に立つかどうかで言えば、そこまででもありません。

しかし、机の上にこれがあるだけで、来た人はまず一度立ち止まります。

「なんで浮いてるの」

その一言が欲しくて置くような商品です。

最初の三日間は、来客全員に見せたくなるでしょう。

四日目からは普通の照明に戻ります。

それでも、浮いている電球というだけで、少しだけ家の中に未来が来た感じがします。

■2 黒い棒が回るだけで、いろいろ浮いて見える


3Dホログラムファン

Tonefu3D ホログラムファン
3DホログラムLEDプロジェクター・50cm


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なんか黒い棒が、くるくる回るだけ。

なのに、気がつけば空中に絵や文字や物体が浮いて見える。

一度見たら、だいたい誰でも「なんでやろ」と思います。

仕組みを説明されても、気持ちの半分は納得しません。

お店で使えば広告になります。

家で使えば、完全にコケオドシです。

でも、そういうのでいいんです。

来客を三分ほど黙らせたい時には、かなり有効です。

ただし、よく見れば高速で羽根が回っているので、むやみに近づかない方が安全です。

不思議なものには、少し距離を置いた方が美しく見えることがあります。

■3 理屈では分かっても、使うのをためらう浮遊テーブル


テンセグリティ浮遊テーブル

SALUDABLE テンセグリティ インテリア 浮遊テーブル
木製・組み立て式


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このテーブル、どう見ても浮いています。

いや、正確には浮いて見えます。

物理法則にはちゃんと従っているのでしょう。

糸や張力や重心の関係で、きちんと成立しているのでしょう。

でも、こちらの気持ちが追いつきません。

見た瞬間に思うのは、

「なんでこのテーブルは浮いてるの」

です。

理屈が分からないから、上にコーヒーカップを置くのを、少しためらいます。

理屈では落ちない。

でも、理屈とコーヒーカップの間には、少し距離がある。

そういう、不安と納得の中間あたりを楽しむ商品です。

■4 買っただけでは、一ミリも浮かない幽霊ボール


ゾンビボール フローティングボール

ゾンビボール フローティングボール
浮かぶ玉・舞台マジック用


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銀色の玉が、布の周りをふわふわと漂う。

舞台で見れば不思議です。

そして、つい自分でもやってみたくなります。

ただし、この商品は、買っただけで勝手に浮くわけではありません。

本当に必要なのは、電源でも磁石でもなく、持ち主の練習です。

鏡の前で何度も試す。

手の角度を調整する。

布の動きをごまかす。

成功すれば魔術師です。

失敗すれば、銀色の玉を布の中でゴソゴソ動かしている人になります。

家族に見せた時に「仕掛け見えたで」と言われても、そこからが修行です。

浮いているのは玉ですが、本人の気持ちもだいぶ浮き沈みします。

■5 部屋の中で、自分だけ少し浮遊する


オーロラランプ ウォーターリップルライト

LETOUR 海ライト オーロラランプ
16色変換・ウォーターリップル・USB充電式


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なんの変哲もないライトに見えます。

ところが、部屋を暗くして点けると、天井や壁に水のような揺らぎが広がります。

すると急に、こちらの気分が変わります。

水に浮いているのは商品ではありません。

浮いているのは、むしろ自分の感覚の方です。

海の底とまでは言いませんが、少なくとも、いつもの六畳間ではなくなります。

暑い夜にぼんやり眺めていると、少しだけ頭の中が軽くなります。

眠れるかどうかは本人次第です。

でも、天井を見ながら、今日は現実より波の方を見ていたい、という夜にはちょうどよさそうです。

編集者の一言

浮いているものを見ると、人は少し機嫌がよくなります。

地に足がついた生活ばかりしていると、息が詰まるのでしょう。

電球が浮く。

映像が浮く。

テーブルが浮いて見える。

玉がふわふわ動く。

最後には、自分の気分まで浮いてくる。

別に役に立たなくてもよいのです。

なぜか分からないが、ちょっと不思議。

それだけで、人間は少し楽しくなれます。

ただし、あまり浮かれすぎると、財布の中身の方が先に地に落ちます。


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