あげくだ生活ナビ3/30号 削る

みなさんこんにちは。

足すことには慣れていても、削ることには、あまり慣れていません。
増やすほどに、人は選べなくなります。

今回は、あえて「減らす」ことで、思考を動かすための道具を5つ。


1|シュレッダー(手動)

紙を細かくする。
ただそれだけですが、判断が必要になる。

残すか、捨てるか。

その繰り返しで、今がより鮮明に彩られる。
涙も悲しみも、懐かしさもすべて決別する行為。

削るという行為は、今を生きるという象徴のようなものです。

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2|遮光カーテン

光を遮る。
明るさは便利ですが、情報量でもあります。

光を減らすと、思考は内側に向かう。
見えなくなることで、見えるものもある。

二代目桃山剣之介も言ってます。

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3|護身用スプレーという存在

これは今日のための道具ではありません。
今は不要かもしれません。
ただし、明日には必要になるかもしれない。

これは、日用品ではありません。
アメリカでは護身用として一般的に使われ、警察でも採用されています。
一方で、日本では扱いに制限があるものです。

つまり、「持つ」という行為そのものに、意味と責任が伴う。

ここで考えるべきは、使い方ではありません。

なぜ人は、そこまでして備えるのか。
何を守るのか。
どこまでを許容するのか。

削るというのは、持ち物を減らすことではなく、
覚悟を残すことでもあります。

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4|人生最後の日まで残す食器

選択肢を減らす。
皿を一枚だけにする。

それだけで、使い方が変わる。
盛り方、量、タイミング。

制限があると、工夫が生まれる。

毎日使う。体とともに生きてゆく。
すべてを捨て去っても、体の一部は常に炊事場であなたを待っている。

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5|一つのペンだけを使う

選べない状態を作る。
ペンを一本だけにする。

色も太さも、選択肢はない。

その状態で書くと、思考は紙面に固着する。

道具が増えるほど、表現は逃げ道を持つ。

削ることで、その人の輪郭だけが残る。

この商品は、あなたが思索をやめてしまうと、命を終える類のもの。

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まとめ

足すのではなく、削る。

その結果、残るものを見る。

そんな回でした。

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