足すことには慣れていても、削ることには、あまり慣れていません。
増やすほどに、人は選べなくなります。
今回は、あえて「減らす」ことで、思考を動かすための道具を5つ。
1|シュレッダー(手動)
紙を細かくする。
ただそれだけですが、判断が必要になる。
残すか、捨てるか。
その繰り返しで、今がより鮮明に彩られる。
涙も悲しみも、懐かしさもすべて決別する行為。
削るという行為は、今を生きるという象徴のようなものです。
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2|遮光カーテン
光を遮る。
明るさは便利ですが、情報量でもあります。
光を減らすと、思考は内側に向かう。
見えなくなることで、見えるものもある。
二代目桃山剣之介も言ってます。
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3|護身用スプレーという存在
これは今日のための道具ではありません。
今は不要かもしれません。
ただし、明日には必要になるかもしれない。
これは、日用品ではありません。
アメリカでは護身用として一般的に使われ、警察でも採用されています。
一方で、日本では扱いに制限があるものです。
つまり、「持つ」という行為そのものに、意味と責任が伴う。
ここで考えるべきは、使い方ではありません。
なぜ人は、そこまでして備えるのか。
何を守るのか。
どこまでを許容するのか。
削るというのは、持ち物を減らすことではなく、
覚悟を残すことでもあります。
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4|人生最後の日まで残す食器
選択肢を減らす。
皿を一枚だけにする。
それだけで、使い方が変わる。
盛り方、量、タイミング。
制限があると、工夫が生まれる。
毎日使う。体とともに生きてゆく。
すべてを捨て去っても、体の一部は常に炊事場であなたを待っている。
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5|一つのペンだけを使う
選べない状態を作る。
ペンを一本だけにする。
色も太さも、選択肢はない。
その状態で書くと、思考は紙面に固着する。
道具が増えるほど、表現は逃げ道を持つ。
削ることで、その人の輪郭だけが残る。
この商品は、あなたが思索をやめてしまうと、命を終える類のもの。
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まとめ
足すのではなく、削る。
その結果、残るものを見る。
そんな回でした。
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